しあわせ論。
もともと幸せ感知力は高い方ですが、最近改めて気付いたしあわせが沢山あります。
お家がある事。
温かいお風呂に入れるという事。
暖かいおふとんの中。
暖房器具の存在の大きさ。
カラダにも心にも染み渡る、温かい汁物やスープの偉大な役割。
ホットミルクの甘いかおり。
ゴッドタンの最高のくだらなさ。
人の優しさ、温かさ、懐の深さ。
冬にはどうしたって生命の危機を感じやすくなるので(寒さに弱すぎて)普段より一段としあわせを感じやすい。『あたたかい』ってもう奇跡以外の何者でもないすごい事だよね。
10代のある日、
『しあわせかどうかって、半分の水が入ったコップを見て自分が 半分しかない と感じるか 半分もある と感じるかの違いだなぁ』
と当たり前な事をふと思ってから、他人や環境が与えてくれるものと関係なく、自分の感じ方次第であって結局自分の中にすべてあるんだなという感覚です。
そんな事をぼんやり考える二連休1日目の昼下がり。
おばあちゃんとランチして、今はひとり川原町屋で美味しい珈琲を飲みながら。
なんやかんやで会うのが正月ぶりと少し間が空いてしまったのだけどその間に風邪を引いたり、入院してからなかなか良くならないとは言っていた大事な人が遂に旅立たれてしまって少しナーバスになっている、という状況は母から聞いて知ってはいたものの私からは触れずにいたんだけどね。
『ばあちゃんの彼氏、亡くなったの。90歳だった。』
帰り際ぼそっとそう言った彼女に
『それは辛かったね。。。』
とただ抱き締める事しかできなかった私なのでした。